2025.06.04
地域創生デザイナー 松木 塁
これからも人としての“レベル”を上げていきたい

プロフィール

山形県・東根市出身。楯岡高等学校を卒業後、東北芸術工科大学のコミュニティデザイン学科に進学。卒業後は県内の旅館の客室係として就職。デザインがやりたいという気持ちが強くなり半年後に退職。ハローワークでのパート勤務を経て、2021年にローカルブライトにジョインする。現在は、ふるさと納税の返礼品サイト内のデザインなどを担当。趣味は絵を描くこと、アクセサリー作り、シーリングスタンプ、アニメ鑑賞、水泳など。

ローカルブライトにジョインするまで

子どものころから絵を描いたり、何かを作ったりするのが好きだった。兄も芸工大に進学していて、私も何かクリエイティブなことがやりたいと漠然と考えていた。そして芸工大のコミュニティデザイン学科に進学。人との関わりやコミュニケーションについて学び、「誰かの役に立ちたい」という気持ちが高まった。その後、県内の温泉旅館に客室係として就職。しかし早朝から夜遅くまでの長時間勤務で働く日々の中で、いざデザインを離れると「やっぱりデザインに関わりたい」という気持ちがどんどん強くなり、退職を決意した。

ハローワークで相談員としてパートで3ヶ月働き、その後は、Webデザインの訓練校にも通った。そんな中ハローワークからデザイン系の仕事として紹介されたのがローカルブライトだった。

ジョインを決めた理由

当時は「とにかくデザインの仕事がやりたい」という気持ちだった。ローカルブライトの選考を受けて、「心をデザインする。」という会社の理念と、CEO・鈴木、COO・五十嵐の人柄にも惹かれた。明るい雰囲気と優しさが伝わってきて、「ここなら私でもがんばれるかもしれない。ここで働きたい!」と思った。

でも1番不安だったのがデザインのスキル。芸工大の同期と比べてデザインに自信がなく、面談でその気持ちを率直に鈴木と五十嵐に正直に話した。すると「技術は入社してからがんばって勉強すればいい」と言ってくれて。特に中途採用だと「能力が無いならいらない」と落とされることも多いと思うが、ローカルブライトは人の内面を重視していることが伝わってきた。やる気がかき立てられて、入社を決めた。

ローカルブライトでの今

ローカルブライトに入って、人としての“レベル”が上がったと実感している。たとえば、忙しくなるとどうしてもピリピリしてしまうことがあるが、私よりも忙しいであろう先輩たちが笑顔で接してくれると、「私がピリピリしてる場合じゃない」と思ったり、困っているメンバーがいたら率先して声をかけたり。大変なこともあるが、周りが本当によくしてくれるので、これからも人としての“レベル”も、デザインスキルももっともっと磨いて恩返ししていきたい。

現在は、新入社員の育成係も担っている。後輩を持つのは初めてで、教わっていた身から教える立場になり、自分が学んだことを後輩に伝えることで自分も成長している。先輩からは、私のフィードバックの仕方によって新人メンバーの成長度合いが変わる、と言われている。ただ優しくするということではなくて、伝えるべきことをしっかり伝えながら育成していきたい。人に対する「本当の優しさ」を学び、相手に応じた伝え方、やる気をアップさせる指示の仕方などのスキルも身に着けていきたい。

これからのこと

デザイナーとしてまだまだ未熟なところ、足りないところがたくさんあると思っている。特に「心をデザインする。」部分。「心をデザインする。」とは、相手の心を幸せにすること、幸せに導くお手伝いをすることだと考えている。そのためには、「こういうものを作ってほしい」という要望にただ応えるのではなく、相手が求めるものは何かをしっかり考えながら、「よりよくするにはどうしたらいいか」という視点で仕事をしていきたい。

大好きなアーティストがいて、その人のCDジャケットやライブのポスターなどを作らせてもらうことが私の人生にとっての大きな野望。今も趣味でイラストを描き続けていて、そこにデザインを組み合わせていき、ハードルが高いと思う仕事でも「それ私やります!」と言えるぐらいのスキルを身に着けていきたい。