2025.06.04
地域創生デザイナー 斉藤 彩乃
いつか、何かに突出した人間になりたい

プロフィール

山形県・村山市出身。山形中央高を卒業後、東北芸術工科大学のグラフィックデザイン学科に進学。子どものころから、絵を描くことと広告を見ることが好きで、広告にかかわる企業を希望して就職活動を進める。大学生時代の半年間のローカルブライトでのインターンを経て、2023年4月に新卒入社。現在は地域創生デザイナーとして各種制作物を手がける。趣味は読書、映画・ドラマ・音楽鑑賞、ドライブ。

ローカルブライトにジョインするまで

子どもの頃からマンガやアニメの模写をしたり、とにかく絵を描くことが好きだった。また、それと同じぐらい広告にも興味があって、テレビを見る時は番組よりもCMを見ていた。いつか広告を作りたいという思いで芸工大に進学。大学で広告について学ぶ中で、言葉遊びがうまかったり、考えさせられるコピーだったり、自分はそんなキャッチコピーが特に好きなんだとわかった。次第に、コピーライティングにかかわる仕事がしたいと思うようになっていった。

そして大学4年生のころ、ローカルブライトCOOの五十嵐のお父さんと私の父が同じ会社で働いていたことがきっかけで、ローカルブライトでインターンをさせてもらうことになった。

ジョインを決めた理由

インターンをする中で、ローカルブライトはすごくおもしろい会社だと感じた。まずは、ふるさと納税のデジタル支援をメインでやっているところ。就活は東京などの会社も候補に考えていたが、ふるさと納税を通して、地元に貢献していることは他社にはない魅力だった。また、ふるさと納税というと堅苦しいものという印象があったが、そこにデザインを取り入れているところがユニークだと感じた。枠にとらわれない企画やデザインを自治体に提案して、それが寄附額アップにつながる。イチから考えられるのがおもしろそうだと思った。

県内外含めてさまざまな業界の企業の選考を受けた。最終面接まで進めていた東京のマーケティング会社もあったが、コロナ禍でリモートワークも増える中、「東京に行けば正解」「東京にいれば最先端のものに触れられて技術が向上する」ということでもなくなってきていると感じた。自分次第なんだと思い、ローカルブライトへの入社を決めた。

ローカルブライトでの今

現在は、ふるさと納税のポータルサイトに載せる返礼品のサムネイルや、寄附者様に送付するメールマガジンの作成などに加えて、寄附者様からの問い合わせ対応を担当している。

入社当初はデザイン制作がメインだったが、問い合わせ対応も担当するようになったことで、より“受け手目線”での仕事ができるようになったと感じている。先輩方からも「受け取る側はどう感じるか?」という視点でアドバイスがもらっている。こういう環境で直接アドバイスをもらえるのはありがたいし、毎日刺激を受けて働いている。社内の空気もとても良く、みんな生き生きと、楽しそうに仕事をしている。

私自身も、大変な業務ももちろんあるが、どんな状況でもそれをポジティブに考えられるようにしたいと考えている。特に問い合わせ対応は、初めは慣れない業務でうまくいかないこともあったが、寄附者様から感謝の言葉をもらうことも増えて、今はやりがいを感じながら仕事ができるようになっている。

ローカルブライトに入って、主体的・積極的に動こうと思えるようになったのが私自身の変化だ。自分がやりたいことに素直になれた。周りに対しても「手伝えることはありますか?」「私がやりましょうか?」と声をかけられるようにもなった。そうやって行動していると、「ありがとう」の言葉をたくさんもらって。そうした言葉を受けると、喜びを感じ、さらに貢献したいと思うようになった。

これからのこと

ローカルブライトのメンバーはみんなそれぞれ得意なことがあって個性がある。たとえば、プレゼンがとても上手な先輩、動画編集やカメラ撮影が得意な仲間など。私もいつか何かに突出した人間になりたい。デザイン力ももっともっと磨いていきたいし、それにプラスして今の時点では「文章を書くこと」も強みにできたらと思っている。「私の強みはこれ」と言えるものを持ち、そして周りからも「斉藤の強みはこれ」と言ってもらえるものをつくり、自信を持って動けるようになれたらと思う。

「心をデザインする。」を体現するために、私なりに意識しているのは、自分にかかわる人が「いい方向」に向くためのスイッチになるような行動をすること。相手のことを大事に考えて動くこと。これをやったら受け取った相手はどう思うのか?たとえば、返礼品のサイトのサムネイルを見た寄附者様はどう感じるのか?作成したメールマガジンを受け取った寄附者様に寄附を検討してもらえるのか?社内の会話や業務の進め方でも、こう伝えたらもっと気持ちよくコミュニケーションが取れるんじゃないか?円滑に進むのではないか?そういう受け手側の視点を意識しようと思っている。これを、無意識にできるようになれたら、またそれに伴い自分に関わる人がいい方向に向けたら、きっと「心をデザインする。」に近づけると考えている。