2024.08.08
│ リードデザイナー 中村 香穂
「いてくれてよかった」と
言ってもらえるような人になりたい
言ってもらえるような人になりたい
プロフィール
山形市出身。小学生のころからイラストを描くことが好きで、山形北高に入学して美術部に。卒業後は東北芸術工科大学のグラフィックデザイン学科に進学。生まれ育った山形が好きで、学んだ技術や知識を活かして地域貢献がしたいと県内の企業を中心に就職活動を進めるなかでローカルブライトに出会い、2023年4月にジョイン。
生まれ育った山形に、デザインを通して貢献
ローカルブライトにジョインするまで
私は、生まれ育った山形という土地が好きで、大学4年の就活時も、「これまで学んだ技術や知識を活かして山形に貢献したい」と強く思っていた。大学の講義で県内の企業の商品について新しいアイデアを提案する課題があり、こんなふうに、山形の企業をサポートする仕事をしていきたいという思いが強くなった。
しかし、山形でデザイナーとして活躍できる会社は少ないのが現実。デザイナーはあきらめたほうがいいのかと職種を変えて求人を探したり、仕方なく県外の企業も選択肢に入れて応募した。そして10社ほど応募はしたが、どこかで何かをあきらめなければならないものばかり。そんな時「山形 UI」などのキーワードで検索してローカルブライトを見つけた。
ジョインを決めた理由
ローカルブライトのことを知って、すぐに説明会に参加した。そこでCDO/アートディレクター高野の作品を初めて見て、「私も、こういうデザインができるようになりたい!」と直感的に思った。そして、説明会で話をしていた社員みんなが笑顔でキラキラしていて、目が輝いていた。会社説明会はほかにもいくつか参加したが、ローカルブライトのメンバーは輝きが違って、「ここで働きたい」と素直に思った。
ローカルブライトでの今
何より、私がやりたかったデザインができるのが1番楽しい。入社してすぐのころから実践的な仕事に携わり、新しい発見の毎日で成長を感じている。入社後すぐから、このスピード感で実践的な業務ができるのはローカルブライトだけだと感じる。
これまで、ふるさと納税の商品画像のデザイン業務のほか、ECサイトのランディングページやチラシ、自治体のパンフレット、イベントブースの掲示物の制作などを担当した。特にブースデザインでは、紙もの、テーブルクロスや垂れ幕など、さまざまなもののデザインができたことに、とてもやりがいを感じた。自治体の移住定住イベントで使用したパンフレットは、イベント参加者の中に、「このパンフレットを見て興味を持って来た」と言ってくれた方がいて、私のデザインを通して、自治体の魅力を伝えることができたと実感できたのが嬉しかった。
デザイン自体は、大学時代に学んだ知識を活かして手順通りに進めることはできるが、学生時代との大きな違いは「クライアントがいる」ということ。自分の中で、このデザインがいいと思っても、クライアントがイメージしているものと違うこともある。解決したい課題がどこにあるのか、クライアントの意向をていねいに聞きながら、課題解決に向けた提案ができるよう意識している。
これからのこと
リードデザイナーを任されるようになって「チームとして業務を進める」という意識が強くなった。複数の案件を同時並行で進め、チーム全体の動きを意識しながら動くようになって、自分自身のキャパが広がっているとも感じる。CEOの鈴木からは、常に「視座を高く持ってほしい」と言われている。また、上司であるアートディレクターの高野は、デザインについて、私が考えている領域を超えた“大きい視点”で意見がもらえる。これからも、より上の視座で広く考えていき、チーム全体の成長に貢献したいと思っている。
ローカルブライトのバリューである「心をデザインする。」については、まだ真意を深く理解できているとは思っていないが、今は「お互いにいい関係をつくる」ということととらえている。
大学の卒業制作で展示会をやった時、ギリギリのスケジュールの中、みんな睡眠を削りながら必死に準備をしていた。なんとか無事に展示会が終わった時、同期の1人から「中村がいてくれて助かった」と言われた。それは私の作品がよかったということではなく、目まぐるしい準備期間の中で、私が周りに声をかけたり、明るくにぎやかに進めていたことを言ってくれていた。自分では強く意識していたわけではないが、私の行動がみんなの精神的な支えになっていたのだとうれしかった。「人の助けになるにはいい作品を作らなければ」と考えていた私にとって、“そこにいたこと”がみんなの支えになっていたというのは大きな気づきだった。もちろん、見た人が喜んでくれる作品づくりも挑戦していきたい。そこに加えて、「中村がいてくれてよかった」と言ってもらえるような人になりたいと思っている。