2024.08.28
BEエンジニア 東海林 雄一
よりよくしようと考えることに
充実感を感じる毎日
プロフィール
山形県・村山市出身。山形南高、福島大に進学。祖母の介護のために実家に戻る。約5年の介護生活の中、夜に塾講師のアルバイトをしながら、独学でプログラミングを学ぶ。2022年ローカルブライトにジョイン。社内外のシステム構築を一手に担う。趣味は筋トレ。
ローカルブライトにジョインするまで
大学を卒業したら会社員として働こうと思っていたが、実家の祖母が認知症になり、その介護のために実家に戻ることになった。正直その時は大変だった。日中は祖母の介護をして、夜は仕事から帰宅する母と交代して塾講師のアルバイトという生活。周りと比べたらとてもやっていけない状況で、友人とのつき合いも遮断していた。
そんな中、家で何かできることはないかと始めたのがプログラミング。現実からの「逃げ」と「挑戦」、両方の気持ちだった。独学で学んで、アプリを作って。「システムの記述をほんのちょっと変えるだけでこんなことができるのか!」と、次第におもしろさを感じるようになっていった。
そんな生活が5年ほど続き、そして祖母が亡くなった。お世話になった祖母だったので最後を看取れたのはよかったと思っている。それからプログラミングを仕事にしたいと、未経験者もOKだった山形市の開発会社を見つけて就職。この会社でプログラマーとしてのお作法や気構えをたたき込まれた。その後、別の開発会社に転職したが体調を崩して。家の近くで働けたらと、ふと「村山 IT」などのキーワードで検索してローカルブライトの求人を見つけた。「すごいな、この会社!」と感じたのが第1印象で、気づいたら面接に行っていた。
ジョインを決めた理由
ローカルブライトにジョインしたのは2022年の夏。CEOの鈴木と面接して「この人はバイタリティのかたまりだ!」と感じた。ローカルブライトにはいろんなバックボーンのメンバーがいて、「ここに身をおいたら自分ももっと“いい感じ”になれるのでは」、と期待を感じて、この環境で働いてみたいと強く思った。また、鈴木と話す中で、この会社には「仲間」や「気遣い」など、スキルよりも大事にしていることがあるというのが伝わってきて。これまでは「自分はエンジニアなので開発さえできればいい」と傲慢になっていたところもあった。鈴木との面接でそういう自分にも気づき、ローカルブライトに入って変わりたいとも思った。
ローカルブライトでの今
スタートアップの会社なので、自分の本来の役割であるプログラミング以外もこなさなければならない。ソフトウェア開発業務だけではなく、ページ作成、チェックや集計業務などもやっている。前職は開発に関する業務のみをやってきたので、ふるさと納税支援業務に関する業務が多々ある、ローカルブライトのマルチタスクについていけず、また、得意なことができなくてネガティブにとらえたこともあった。しかし、自分には難しいと思っていることにもチャレンジしてみると、新たな発見があったり、やってやれないことはないと思えるようになった。
ローカルブライトのビジョンである「心をデザインする。」ことを体現している人たちのところに身をおいて、自分の変化を実感している。周りのみんなに引き上げてもらっている。ローカルブライトに入るまでは、きた仕事をただこなすという感じだったが、今は「自分にできることは何か」「仕事を見つけよう」と思いながら働いている。仲間に対しても、大変そうにしていたらサポートするなど、みんなに貢献したいという気持ちでかかわっている。
心をデザインすることができるとどうなるかを常に考えている。今時点での解は心をデザインすると「自他共栄」になると思っている。「自他共栄」とは柔道の嘉納治五郎師範の言葉で、文字通り、自分も周りもともに栄えるという意味。自分は心をデザインすることを体現するために、「自他共栄」につながる言動を意識して過ごしている。
地域創生ディレクターやデザイナーのみんなが、より円滑に仕事ができるように開発することが役割。創成期であるローカルブライトで、仕組みづくりにかかわれるのは本当にエキサイティングだ。レガシーを作れるから。自分が作ったシステムが、今後のローカルブライトの働き方を支えていくと思うと、大きなやりがいを感じる。よりよくしていこうと考えるのに充実感を感じる。今は社内メンバーが“クライアント”で、自分が作ったものに対してダイレクトに反応が返ってくるのもやりがいだ。いいものを作って、少しでもみんなに貢献したい。やりがいと楽しさと大変さがいい感じにマッチしている。楽しいと思える仕事をやらせてもらっているので結果で貢献しないといけない。
これからのこと
システムの面からローカルブライトの仕組みづくりをやっていきたい。営業も、デザインも、ページ制作も、より効率的に仕事ができるように整えて、チームとしての生産性を上げていきたい。そうすることでみんなが仕事とプライベートが両立できて、そしてみんなの「心をデザイン」できると思っている。ローカルブライトのテーマの1つが「自走」。メンバーが自走できるようなシステムを作りたい。みんなを「どこまで遠くに行かせられるか」が自分のテーマだ。
ローカルブライトに入社する前は、顧客からのオーダーありきで、決められたものを作って、お金をもらうという仕事だった。こうするともっと便利になるとか、そういったクリティカルなところまでは求められなかった。でも今は、与えられたテーマの中でいかに工夫するかが仕事。社内のメンバーが増え、自分が作るものが「みんなで使うもの」になってきている分、責任も感じるが、「こうしたらもっといいよね」と提案したり、みんなで意見を出し合いながら作る過程が最高だ。
今でこそ、そういう思考で仕事ができているが、入社当初は、求められる仕様を満たせばいいというスタイルだった。メンバーのためにプラスになることを自分からやろうなんていう気はあまりなかった。でもローカルブライトに入って変わり、仲間を喜ばせるためにどうすればいいかという思考のクセがついた。これからも「心をデザインする。」「自他共栄」を満たしながら、この仲間たちと一緒に、楽しいと思えることをやり続けていきたい。